世界各地で被害が発生しているランサムウェア「WannaCry 2.0」はWindowsのポート445を利用して、不正なプログラムを侵入させます。ポート445をブロックする手順を以下にご案内します。

1.ネットワーク回線をOFFにする。

LANケーブルを外す、無線LANをオフにするなどして、ネットワークを完全に切断してください。

2.コントロールパネルを開き、「システムとセキュリティ」をクリックします。

ランサムウェア WannaCry 2.0の攻撃ポートをブロックする

3.「Windows ファイアウォール」をクリックします。

ランサムウェア WannaCry 2.0の攻撃ポートをブロックする

4.「Windows ファイアウォールの有効化または無効化」をクリックします。

ランサムウェア WannaCry 2.0の攻撃ポートをブロックする

5.「Windowsファイアウォール」が有効であることを確認してください。

有効の場合は「OK」をクリックします。

ランサムウェア WannaCry 2.0の攻撃ポートをブロックする

6.元の画面に戻り、「詳細設定」をクリックします。

ランサムウェア WannaCry 2.0の攻撃ポートをブロックする

7.「受信の規則」をクリックし、「新しい規則」をクリックします。

ランサムウェア WannaCry 2.0の攻撃ポートをブロックする

8.「ポート」を選択し、「次へ」をクリックします。

ランサムウェア WannaCry 2.0の攻撃ポートをブロックする

9.特定のローカルポートに「445」と入力し、「次へ」をクリックします。

ランサムウェア WannaCry 2.0の攻撃ポートをブロックする

10.「接続をブロックする」をクリックして、「次へ」をクリックします。

ランサムウェア WannaCry 2.0の攻撃ポートをブロックする

11.全てにチェックがついていることを確認して、「次へ」をクリックします。

ランサムウェア WannaCry 2.0の攻撃ポートをブロックする

12.任意の名前を付け(例:smb)「完了」をクリックすると設定完了です。

ランサムウェア WannaCry 2.0の攻撃ポートをブロックする

※上記は現在攻撃に利用されているポート445についての説明ですが、ポート135〜139についても同様の手順で設定することをおすすめします。

※上記のWindows の脆弱性については、すでにWindows Updateにて対応済みです。Windows Updateをまだ行われていない方は、ネットワークに接続してすぐにWindows Updateを実施してください。

また、ランサムウェアについては、メールを利用して拡散させる事が多くなっております。以下の点にご注意ください。

  • 差出人が不明なメールは開封しない、URLをクリックしない、添付ファイルを開かない。
  • 添付ファイルを開く時は、細心の注意を払うこと。

もし、ランサムウェアに感染してしまった場合は、以下の方法をお試しください。

  1. バックアップから復元する。
  2. 復元できない場合は、キングソフトサポートセンターにご相談ください。
  • 更新:2022年2月18日